Sちゃんのおじいちゃんが、
昨日の朝、亡くなったそうだ。
白血病で入退院を繰り返していたのは知ってる。
Sちゃんたち家族がお見舞いに行くとすごく喜んでくれたそうだ。
行くたびにお小遣いをくれるので、
行きづらいって言ってたこともある。
「でも、おじいちゃんは、あげたいんだから、
もらってあげるのが孝行だよ。」って言った。
Sちゃんのお母さんは週に3日も通ったし、
Sちゃんも何回も行った。
家族、親戚みんなが集まって、最期を看取ったそうだ。
おじいちゃんは、幸せに逝ったと思う。

私は、小学生の時に祖父母を亡くしてるから、
おじいちゃん、おばあちゃんに対して
あまり思い出がない。
遠くに住んでたってこともあるし。
でも、今、だんだんいろんなことがわかってきて、
祖父母の偉大さも、なんとなくわかってきた。
母から聞く、じいちゃん、ばあちゃん。
子どもの頃は、遊びに行っても、
老人ホームの独特のにおいがいやで、
そとの公園で遊んでばっかりいた。
じいちゃんは、枕もとに私の写真をずっと飾ってくれてた。
ばあちゃんが東京に遊びにきた時、
母に、ばあちゃんと手をつなぐよう言われたのに
なぜかつなぐのがいやだった。
なんでだったんだろう?
年に何回かしか会わないから、
接し方がわからなかったのかも?
今思うと、もったいないことをしたなぁと思う。

Sちゃんのお母さんは、
「精一杯尽くしたから、悔いはないよ」って
言ってるんだって。
そんな風にいえるくらい、一生懸命したってこと。
おじいちゃんは、幸せだったんだなぁって、思う。

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